「社会と情報」は大学入試センター試験の出題科目になりえるか その2
「社会と情報」は大学入試センター試験の出題科目になりえるか その1に引き続き、「社会と情報」はセンター試験の出題科目になりえるかについて扱う。
私の結論を確認する。
結論 (;´・д・)。o○(まだ、無理じゃね?)
不向きまたは時期尚早である点を、引用しながら述べる。
共通教科「情報」の各科目は,理科の物理や化学,生物,地学の各科目の性格に類似している。共通教科「情報」は,情報活用の実践力を通して,情報や情報技術に関する科学的あるいは社会的な見方や考え方を育てる。実習を伴う教科「情報」の各科目も,大学入試センター試験の入試科目として位置付けることが可能である。
情報の各科目が理科の各科目の性格に類似しているという主張に疑問がある。理科の各科目には実習や実験には長い歴史があり、実習や実験の安定性は見込める。一方、「社会と情報」にもコミュニケーションや情報伝達、問題解決といった実習はあるものの、その歴史は短く、情報科教員の指導経験も浅く、教材研究の歴史も短い。実習の安定性は見込めない。
よって、理科と同様の理由で「社会と情報」をセンター試験の出題科目にするには時期尚早だと感じる。
確実に長くなりそうなので、その3へ続く
(;´Д`A ``` 先は長いよ・・・
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