プ会31(プログラミング・情報教育研究会31)
プ会(プログラミング・情報教育研究会)31に参加した。
プ会はプログラミングや情報教育を中心としたユル会で、1時間を発表と質問がナーナーな感じで進む。話者は懇親会費が無料になる特典がある。ちなみに、回数は16進法で表記され、プ会と大プ会、名プ会でコードシェアされている。
今回の基本情報は以下の通り。
問題解決の枠組みで育成する統計的思考力
~新課程における統計教育のあり方~
渡辺 美智子(東洋大学経済学部 教授)プログラミング教育の必要性と指導上の工夫
天良 和男(東京都立日比谷高等学校 情報科 教諭)
印象に残った事をメモする。
★渡辺先生の話は情報科における統計教育の可能性についてである。科学リテラシーや情報リテラシーだけでなく数理リテラシー(=不確実性の数理モデルの活用=統計リテラシー)も大切であるという話であった。
他国における統計教育の紹介があったが、危機感を感じる内容ばかりであり、日本の高等学校における統計教育は必履修になった数学1の統計分野だけであると言うのは何とも心細い。
話の中で数理リテラシーを「不確実性の数理モデル」と紹介されていた。解釈はいろいろとあるだろうが、私はこれを「科学的な未来予測」と理解した。実社会、特に情報社会は不確実性の塊である。未来予測の方法論は多数あるだろうが、統計学という方法論を高校生には身につけて欲しいと感じた。
★天良先生の話はプログラミング教育の大切さについてである。ただ、印象に残っているのはこちらではない。冒頭に話された「理科+数学+情報」という一人ハイブリッド授業の提案である。具体的な内容は全国高等学校情報教育研究会の分科会で発表されるそうなので今回は省略。概略の説明だけでかなり興味が湧いた。
★懇親会は大盛り上がり。ブログで書けないあれやこれや。
これがプ会クオリティ。(´・ω・`)
(B)
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