第4回日本情報科教育学会全国大会
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第4回日本情報科教育学会全国大会に参加した。
諸事情により初日の企画セッションのことについてコメントする。
1.「情報学教育関連学会等協議会」と「第1回情報学教育推進コンファレンス」
松原先生から「情報学教育関連学会等協議会」の発足と「第1回情報学教育推進コンファレンス」が2011年12月23日(金・祝)に開催される事が告知された。基本情報はニューズレターNo.12(PDF)の7ページから10ページに掲載されている。
開催日は日本情報科教育学会が毎年行っていた記念フォーラムの日と同一である。情報科や日本情報科教育学会にとって、この会やコンファレンスが非常に重要な意味を持つ事が読み取れる。
この協議会の最初の大きな通過点は「日本版Woods Hole会議」の開催であろう。松原先生は「日本版Woods Hole会議」の開催について何年も前から提案している。情報科教育に関係する第一線の研究者や現場教員が集まって議論を深めることは日本にとって非常に重要だ。
2.情報科の教育内容
松原先生のポジショントークで「情報科は文理融合である」という趣旨の提案があった。これに対し質疑応答の冒頭で「情報科で扱う内容は情報科学などのようにクリアにした方が良いのではないか」というコメントが岡本会長からつけられた。
ここからが白熱タイム。
フロアから「情報科は必履修なのだから幅広く教育した方が良い」との意見が相次いだ。主に若い先生方からの意見だったと思う。「情報科学系の研究者」と「情報科教育の現場教員」の二項対立的という形だろうか。
自分は情報科教育学会の大会やフォーラムに何度も参加しているが、パネルディスカッションがこれほど白熱したのは初めてだと思う。松原先生が「自分が火付け役になって様々な意見が出ればよい」と言っていて、その通りの展開になった。松原先生の懐の深さを感じた。
ビバ、白熱大会。
■個人的な意見
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