情報入試フォーラム2013
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情報入試フォーラム2013に参加した。
情報入試試作問題#001(PDF)解説
情報入試を2013年度入試でで終了する大学(愛知教育大学)
情報入試を2013年度入試から始めた大学(明治大学)
情報入試を2016年度入試から始める大学(慶應義塾大学)
様々な立場から報告や課題、抱負など様々な事が提示された。
どうしても気になった事をメモしておく。
■ 試作問題や質疑応答(試作問題#001(PDF))
情報科学に関する出題は、内容・形式ともによく練られていて参考になることが大半であった。
一方、社会科学に関する出題は情報科学に関する出題と比較すると数段見劣りがした。質疑応答のなかでも、明治大学側から「著作権に関する模擬問題の公表で、慌ただしい動きが何度かあった」といったような発言があった事も踏まえると、情報入試研究会や情報入試に関わる研究者の専門分野に偏りがあるのが窺える。
これは、「社会と情報」ブログとしては非常に気になるところだ。高等学校の授業に対する大学入試問題の影響力は非常に大きい。情報科学寄りの入試問題が主流になれば「情報=情報科学」といった明らかに誤った認識が定着するだろう。
情報社会は非常に複雑な社会である。情報科学の理解は情報社会の理解の必要条件であって十分条件ではない。「社会と情報」の大切さを織り込んだ情報入試になる事を希望する。
( ゚_゚ )本気ダヨ
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